ご挨拶

西岡 宏

第33回日本脳神経外科国際学会フォーラム
第32回日本脳神経外科同時通訳夏季研修会
当番世話人・会長  西岡 宏
(虎の門病院 間脳下垂体外科)

2018年7月20日(金)・21日(土)の二日間、千代田区の一橋講堂(学術総合センター)において第33回日本脳神経外科国際学会フォーラム(JNEF)および第32回日本脳神経外科同時通訳夏季研修会を開催させていただきます。

様々な分野でglobal化が進む中、我々脳神経外科医にとっても英語の重要性は改めて述べるまでもありません。英論文数はともかく海外留学・国際学会参加者が徐々に減少している昨今、東アジアから比較的積極的に発言しているのは韓国や中国の脳神経外科医が多いように感じます。国民性の違いもあるでしょうが、本邦からは内容は素晴らしいのに発表skillで損をしている方や英語力が障壁となりdebateに十分に参加できていない方も少なくないと思います。これは発表した個人・施設だけでなく日本脳神経外科学会にとっても大きな損失です。一方で最近の英語教育ではこれらの弱点を補い国際競争力を高めるため、従来とは異なった手法を積極的に行っています。その効果もあってか、流暢な英語を使う研修医が増えているように実感しています。

JNEFは英語発表のskillだけでなく、スライドの使い方、発表時の身振り、質疑応答などを含めた総合的なpresentation skillを学ぶ場です。このような機会は本邦にはとても少なく、若手(精神的な若手も含む)にとって大変有意義な修練の場です。多少の失敗や恥を恐れることなく積極的・貪欲にskillを向上していただきたいと思います。

一方、研修会では英→日と日→英の同時通訳を修練していただきます。初めから上手く出来るはずはなく、英語力とは別のskillも求められます。我々が行う同時通訳には言語力(英語と日本語)だけでなく、脳神経外科関連分野の幅広い知識も必要です。ここに我々が同時通訳を行う意義があります。

両会ともに他の学会・研究会とは異なる性格・雰囲気を有しており、研究分野、学閥や年齢などを超えた30年以上に及ぶ素晴らしい伝統と熱心で頼もしいスタッフがこれを支えています。この「夏合宿」を踏み台にして若手(精神的な若手も含む)の先生方にさらに大きく飛躍していただくことが会の目的です。真夏の東京ではありますが皆様のご参加を衷心よりお待ちしております。

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